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総社一宮バイパスが部分開通 総社の1.9キロ、事故減に期待

バイパスの部分開通区間をパレードする車の列
バイパスの部分開通区間をパレードする車の列
総社一宮バイパスが部分開通 総社の1.9キロ、事故減に期待
 総社市と岡山市の間で国が整備を進めている国道180号総社一宮バイパス(総延長15・9キロ)のうち、総社市内の1・9キロが29日部分開通した。

 開通したのは、国道429号と交わる同市総社の北國府(こう)交差点から同市小寺までの区間。国土交通省岡山国道事務所によると、交通量の分散により、国道180号など市内や周辺道路で発生していた渋滞と事故の減少が期待できるという。

 記念式典が総社小(同市総社)であり、関係者約150人が出席した。伊原木隆太知事が「物流の効率化や地域産業の活性化に期待したい」とあいさつ。片岡聡一市長は「国道180号では1年3カ月前に大変な事故があり、一日も早い開通を望んでいた」と述べた。

 式後、開通区間にあるJR桃太郎線(吉備線)をまたぐ陸橋上で知事や市長、地元の児童らがテープカットした。総社東中吹奏楽部の演奏に合わせ、約30台の車両がパレードして開通を祝った。

 総社一宮バイパスは、岡山市北区楢津と総社市井尻野を結ぶ4車線道路として1973年から順次事業化している。開通区間は岡山、総社市内の計6・8キロになった。

(2023年01月29日 19時56分 更新)

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