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木山隆之監督『誰が出てもいろんなことができるのかなと思いましたね』

木山隆之監督(右)と岩政大樹監督
木山隆之監督(右)と岩政大樹監督

 スコアに興奮した鹿島との練習試合でしたけど、内容も実りあるものでした。昨年のベースを継続できていること。今年やっていることにトライすること。この二つをしっかりとできていたので、指揮官も満足した表情で試合を振り返っています。(取材日:1月24日/寺田弘幸)


木山隆之監督



 ――今年最初の試合は見どころの多い試合になりました!

 どうですかね~ でも、この2週間くらいでやってきたことが、昨年にしっかりとやれていたことプラス今年にやろうとして取り組んできたことが、所々で見られた。良いところが多く見れたんじゃないかなとは思いますね。

 ――チームとして勝利できたことも良いことですね。

 練習でもゲームでも、もちろん選手たちはいつも目的をもってやってもらっているんだけど、どんなときでも勝負に勝つことにこだわることは要求している。それは今日の試合前も話したこと。今は勝負だけじゃなくてやろうとしていることをピッチで出すことも大事だし、今日は両方をやってくれたんで良かったと思います。

 ――攻撃と守備において、それぞれにどんな収穫と課題がありましたか?

 守備に関してはある程度、昨年のベースがあるんで、できている部分の方が多い。より隙を少なく、より強度をもって、よりもう少し前で、っていうくらい。あとは、もちろん力関係で押し込まれることはあるんだけど、それをJ2のリーグではより前でできればいいのかなと思う。攻撃に関しては、課題よりも新しく取り組もうとしていることに対するトライがたくさんあった。そっちの収穫の方が大きいかなと思いますね。

 ――中盤をダイヤモンド型にすることによって、どんなメリットが出てくるのでしょうか?

 距離感が近くなる。真ん中に人が多いんで、必然的にトライアングルが多くなるし、うまくボールを前に運べれば一気に相手の中盤のラインを越えられる。あと、相手がそこを守ってきたときにはサイドがフリーになりやすいから、そこから進入していける。取られたときのリスクもあると思うけど、そこもうまくやりながらプラスになっていることの方が今日は多かったと思う。その辺は良いチャレンジができていたんじゃないのかなと思います。

 ――攻撃と守備で並びが変わるようなイメージですけど、選手の個性を生かすためなのでしょうか?

 昨年も1本目のメンバーはある程度、似たような形だった。攻撃になったときはサイドハーフがワイドを取る形をやっていて、昨年も今年の1本目も佐野航大がその役割をしていたけど、2本目は木村太哉が外に出ている。2本目は右の方をそういう形にしたんだけど、誰が出てもチームとしてのオーガナイズは変わらずできていると思う。仕組みをみんなで理解しながら良くやれていたと思うんで、誰が出てもいろんなことができるのかなと思いましたね。

 ――FWの競争も楽しみですね。みんなの状態が良さそうです。

 そうだね。みんなが心配している部分でもあると思うけど、希望もある。今日も若い選手たちがしっかりと点を取ったし、チアゴも点を取ったし、良いんじゃないですかね。

 ――今日は3本目にユースの選手がたくさん出ていました。彼らには何か伝えていたことがあるんですか?

 いや、いや。このグラウンドでアントラーズの選手たちと対峙するだけで、彼らにとってはとんでもない経験だと思うんで、またそれを持ち帰ってやっていってほしい。今日のゲームでできたこともあった。怖がらずにボールを受けていたし、縦を防がれたときにしっかりと横のサポートを使って前に前進することにもチャレンジしていた。よくやっていたと思いますよ。

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