
2月18日のJ2開幕戦に向け、宮崎キャンプが22日、スタートしました。初日は午前と午後の2部練習。早速ハードなトレーニングを行った午前練習後、就任2年目の木山隆之監督に、キャンプの狙いなどを聞きました。(取材日:1月22日/亀井良平)
木山隆之監督
――宮崎キャンプが始まりました。午前の練習を終え、選手の様子はいかがですか?
2日間、移動も含めて休みだったので、選手たちはだいぶきつそうでした。その中で良くやってくれたと思います。
――特にどのようなことを意識し、取り組まれたのでしょうか?
午前のトレーニングは1週間に1回、1年間続けていくフィットネスも兼ねたトレーニングなので、まずはそこをしっかりとやること。その中でもプレーがうまくつながっていくように。もっと指示を出したり、いろんなことをやりながらレベルが上がっていくようにという話は選手にしました。
――キャンプが始まり、監督としての今の心境はいかがでしょうか?
今の気持ちですか? またキャンプが始まって、これから競争が出てくると思うので、どんどん競争していってほしいなと思いますね。昨年試合に出ていた選手は負けないように、新しく入ってきた選手はポジションを取れるように、やっていってほしいなと思います。
――午後はどのような練習に取り組まれますか?
午後は基本的にゲーム形式で戦術の落とし込みも含め、チームをつくっていきたいと思います。
――午前の練習の最後に「どんどんしゃべるように」と選手たちに伝えていましたが、コミュニケーションは重視するポイントでしょうか?
しゃべらないとなかなか意思も伝わらないし、チームが成長していくスピードも遅いので。若い選手が増え、新しい選手が入ってきた分、もっとそういうことをやっていかないといけません。比較的おとなしい子が多いので、やらないといけないと感じています。
――昨年以上に各ポジションの競争が激しいですが、このキャンプで最も求めていくところは競争ですか?
そうですね。完成している選手は少ないですし、これから伸びていく、伸びていかなきゃいけない選手が多い。当然、そのために競争することは重要かなと思っています。
――開幕に向け、システムや戦術も非常に気になる部分ですが、組まれている練習試合でいろいろと試していくのでしょうか?
試しながらということもありますけど、ある程度は自分たちの中でしっかりと形をつくっていきながら、その中で競争をしていければいいかなと思います。
――昨シーズンよりもプラス10得点をテーマに挙げていますが、ゲーム形式の中でどのようなところを意識されますか?
10点を増やそうと思うと、いろいろな要素が必要だと思います。ペナルティーエリアの中に入っていく回数を増やすとか、相手コートでボールを持って攻める回数を増やすとか。もちろん、武器としてきたセットプレーやカウンターの鋭さを増すことも当然だと思います。足らなかった部分をしっかりと足していく努力をしていきたいなと思います。
――7日の新体制発表会見で、左サイドからのクロスが少なかったという話がありましたが、今シーズンは増えていきますか?
左利きの選手が増えました。グラウンドの右も左も前にも前進していけるようになればいいなと思っています。
――キャンプを通してプラス10得点を目指す力を付けるという感じでしょうか?
1年後にしか結果は出ないですが、そこを目指しながら頑張っていきたいと思います。