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殺害容疑の母、5度児相に来所 事件前、育児の苦悩訴え

 大分県は19日、中津市のアパートの一室で小1女児が殺害された事件を受けて記者会見し、殺人容疑で逮捕された母親の無職嬉野陽子容疑者(40)が事件前、5度にわたって県の児童相談所を訪れ、育児に関わる悩みを訴えていたと明らかにした。担当者に対して「娘にきつく当たってしまう」などと話したという。

 県によると、嬉野容疑者は2021年8月に初めて児相を訪れ、娘のいち花さん(7)を養育する上で不安を感じると説明した。児相はその後、家庭訪問などを通じて重点的に対応。いち花さんへの身体的虐待がなかったため、一時保護など強い措置は不要と判断した。

(2023年02月08日 08時39分 更新)

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