
ここまで想定した以上に早いスピードでトレーニングを進められているようです。キャンプでどんな競争が繰り広げられていくのか。木山隆之監督もとても楽しみにしているようです。(取材日:1月18日/寺田弘幸)
木山隆之監督
――だいぶ暖かい中で岡山で練習を積めていますね。
そうですね。比較的に良い天気が多かったんじゃないかな。
――ここまで狙い通りに進んでいますか?
思ったよりもちょっと早かったんで、身体ができるのが。昨年よりも早いペースで練習をしているような気がします。
――それは選手がしっかりと準備してきてくれたということでしょうか?
それもあるし、若いよ、単純に。身体の立ち上がりが早いような気がします。
――昨年よりもできるメニューが増えているんですか?
もうちょっとゆっくりやっていこうと思っていたんだけど、ゲーム形式の練習も早めに始めました。時間はそんなに長くなかったり、ちょっと狭いエリアでやったりしていましたけど、比較的に早くからやっていましたね。
――今日もゲーム形式をやられていましたけど、選手たちはすごく意欲的にやっている印象があります。
本当に積極的でポジティブにやっていると思います。
――今はどういうところを特に求めているんですか?
まずは昨年にやってきたベースをより強くしていくこと。守備の強度だったり、連動する部分だったり、前にプレーして攻撃を作っていくことだったり。そこを強調しながら、プラスアルファを加えていく。保持したときの質とか、よりチームとしてシュートにもっていけるシーンを増やすとか、そういうところは意識しながらやっています。
――システムは[3-5-2]も見ましたし、今日は4バックだったのかなとも思います。いろいろと考えている状況なんでしょうか?
いや~ もう毎日4時間、5時間は考えているけど、もう考え尽くした。もうある程度、自分の中では決まっています。ただ、それしかできないわけじゃないと思う。いろんな変化が出せると思うけど、ある程度キャンプではこれをメインにしながらやっていこうっていうものを示そうと思っています。
――キャンプでは試合もたくさん組まれています。どういうところがテーマになりますか?
一つはやっぱり新しく入ってきた選手たちがどれくらいチームに加わっていって、どこまでできるか。昨年にいた選手はやっぱりポジションを渡したくないと思うし、それぞれが競争をしながら、チームとしてより考え方が統一されて強くなっていけるようにやっていけたらいいなと思っています。
――今年はその競争を楽しみにしているのですが、監督も競争をあおったり促したりしていくつもりですか?
もし彼らが仲良くぬくぬくとやっていたら促そうと思いますけど、少し言えば響く子たちなんで。今日も本当に刺激がある感じでやっていたし、誰が出てもやれるっていうことをより示していってほしいなと思っているんで、様子を見ながらやろうと思います。
――外国人選手たちもとても元気ですね。
元気です。とても元気です。ポジティブな方に1人減ったっていうのが出ていると思う。「俺の番だ」っていう。しかも、それがどっちかと言うと「俺は出れる」っていうんではなくて、今はポジティブに出ているんで、続けていってくれればいいなって思います。