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総社一宮バイパス 29日部分開通 総社市内1.9キロ 渋滞緩和期待

29日の部分開通に向けて工事が進む国道180号総社一宮バイパス=総社市総社
29日の部分開通に向けて工事が進む国道180号総社一宮バイパス=総社市総社
総社一宮バイパス 29日部分開通 総社市内1.9キロ 渋滞緩和期待
 総社市と岡山市の間で国が整備を進めている国道180号総社一宮バイパス(総延長15・9キロ)のうち、総社市内の1・9キロが29日、部分開通する。市内と周辺道路の渋滞緩和や事故抑制などが期待される。

 開通するのは同バイパスと国道429号が交わる同市総社の北國府(こう)交差点から同市小寺までを東西に結ぶ区間で、途中JR桃太郎線を橋でまたぐ。幅員25メートルの片側1車線で、両側に歩道を備える。車道については将来的には2車線化する計画。

 国土交通省岡山国道事務所によると、部分開通で総社市中心部を通る現在の国道180号の交通量がバイパスに分散し、渋滞と事故の減少が期待できるという。山陽自動車道や瀬戸中央自動車道へのアクセス性も高まり、企業立地など産業振興の効果も見込む。

 総社一宮バイパスは岡山市北区楢津と総社市井尻野を結ぶ4車線道路として1973年から順次事業化。総事業費は約580億円。今回の工事は2012年に着手していた。開通区間は岡山市北区楢津―一宮山崎、同市北区福崎―総社市小寺の計6・8キロとなる。

(2023年01月09日 17時32分 更新)

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