岡山市は22日、来春採用予定の児童福祉司経験者(任期付き職員)の募集を始めたと発表した。2月発覚の女児虐待事件を検証した市有識者会議の提言に基づく対応で、経験者を採用することで市こども総合相談所(児相)の体制を強化して再発防止につなげる。
採用予定人数は係長級と主任級の計2人程度で、年齢は問わない。係長級は児相正規職員かつ児童福祉司としての職務経験が10年以上ある人で、他の職員らへの指導や教育を行うスーパーバイザーを担うことを想定。主任級は児相か児童福祉施設で児童福祉司の職務経験が5年以上ある人で、相談援助業務などに当たる。いずれも一定の基準を満たせば上位の職で採用する場合もあるという。任期は2026年3月末まで。
検証報告書は市児相による情報収集などが不十分だったために適切な支援ができなかったと指摘し、組織や人員体制の見直しを求めていた。大森雅夫市長は記者会見で「年齢不問なので経験豊富で即戦力になる児相OBも採用できる。既に定年退職された方も応募いただき、力を貸してほしい」と話した。
希望者は所定の申込書に必要事項を記入し、郵送で来年1月20日までに申し込む。書類審査と面接(1月27日)を経て、2月6日に合格者を発表する。問い合わせは市人事課(086―803―1086)。
事件は母親と交際相手の男から日常的に虐待を受けていたとされる岡山市の女児=当時(6)=が死亡して発覚した。市によると、市児相の児童福祉司は現在、事件前の26人から1人増員している。
採用予定人数は係長級と主任級の計2人程度で、年齢は問わない。係長級は児相正規職員かつ児童福祉司としての職務経験が10年以上ある人で、他の職員らへの指導や教育を行うスーパーバイザーを担うことを想定。主任級は児相か児童福祉施設で児童福祉司の職務経験が5年以上ある人で、相談援助業務などに当たる。いずれも一定の基準を満たせば上位の職で採用する場合もあるという。任期は2026年3月末まで。
検証報告書は市児相による情報収集などが不十分だったために適切な支援ができなかったと指摘し、組織や人員体制の見直しを求めていた。大森雅夫市長は記者会見で「年齢不問なので経験豊富で即戦力になる児相OBも採用できる。既に定年退職された方も応募いただき、力を貸してほしい」と話した。
希望者は所定の申込書に必要事項を記入し、郵送で来年1月20日までに申し込む。書類審査と面接(1月27日)を経て、2月6日に合格者を発表する。問い合わせは市人事課(086―803―1086)。
事件は母親と交際相手の男から日常的に虐待を受けていたとされる岡山市の女児=当時(6)=が死亡して発覚した。市によると、市児相の児童福祉司は現在、事件前の26人から1人増員している。
(2022年12月22日 11時54分 更新)