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大雪立ち往生対策を強化 10年ぶりに基本計画改定

 2020年12月、大雪で多くの車が立ち往生する関越自動車道上り線=新潟県南魚沼市
 2020年12月、大雪で多くの車が立ち往生する関越自動車道上り線=新潟県南魚沼市
 政府は9日の閣議で「豪雪地帯対策基本計画」を改定した。大雪による車の立ち往生を防ぐため、早期の通行止めや除雪機の配備などの対策強化を盛り込んだ。3月の改正豪雪地帯対策特別措置法の施行に伴い、2012年以来10年ぶりに見直した。豪雪地帯に指定されている24道府県の532市町村が対象。

 近年、大雪で多数の車が高速道路や国道に滞留するなど、計画は「数十年に1度の頻度だった豪雪被害が毎年のように発生している」と指摘。幹線道路での大規模な立ち往生を防ぐため、短期間に集中的な大雪が降った場合は速やかに通行止めにする。

 狭い道路に入れる小型除雪機の配備なども進める。

(2022年12月09日 11時53分 更新)

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