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介護事業者の倒産、過去最多 通所・訪問8割、コロナや物価高

 介護サービス事業者の倒産件数と種類
 介護サービス事業者の倒産件数と種類
 全国の介護サービス事業者の倒産が1~11月で135件となり、過去最多だった2020年の年間件数を既に上回ったことが8日、東京商工リサーチの調査で分かった。うち、施設に通うデイサービスやヘルパーによる訪問介護など、高齢者の日常生活を支援する事業者が8割を占めた。代わりの受け皿がなければ健康が悪化する懸念がある。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う利用控えや物価高騰が経営を直撃したことが背景だ。

 内訳を見ると、デイサービスや短期間宿泊するショートステイの「通所・短期入所」が65件、「訪問介護」が46件。「有料老人ホーム」12件、特別養護老人ホームなどが12件。

(2022年12月08日 18時07分 更新)

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