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日本時間のあす未明、サッカー日…

 日本時間のあす未明、サッカー日本代表が大事な一戦に臨む。応援でカタール入りしている人をうらやましく思いつつ情報サイトを見ていると、現地の物価の高さを嘆く投稿が目に留まった▼レシートを撮った写真によると、ハンバーガーと飲み物で日本円にして1600円以上になる。ワールドカップ(W杯)特需で値段がつり上がっているのかもしれないが、円安の影響は大きいだろう▼各国の為替水準を測る指標の一つに「ビッグマック指数」がある。世界中で売られているマクドナルドのハンバーガーの価格で比較する。英エコノミスト誌が考案し、毎年データを公表している▼今年7月時点で日本は390円だった。米国は5・15ドルで、当時のレートでおよそ710円。円安ドル高を反映し、日本より8割以上高い▼ユーロ圏は660円。アジアでも中国490円、タイ480円など割高な国が目立つ。日本の値段の安さはありがたく思える一方、円の購買力が弱くなったとも言える。日本から海外旅行には行きづらくなる▼では最も安い国はどこだろう。今年1月時点では200円で買えるロシアだったが、7月の調査ではその国名が消えた。ウクライナ危機により、マクドナルドがロシア事業から撤退したからだ。ハンバーガーの値段から、円の弱さとともに世界の分断が見えてくる。

(2022年12月01日 08時00分 更新)

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