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「森保さんは逆境に強い」 J1広島で共闘 久永さん全力応援

「森保さんの手腕に期待したい」と語る久永啓・岡山理科大准教授=岡山理科大
「森保さんの手腕に期待したい」と語る久永啓・岡山理科大准教授=岡山理科大
J1広島時代の2013年、優勝報告会で写真に納まる森保一監督(右から3人目)らスタッフ陣。左端が久永さん
J1広島時代の2013年、優勝報告会で写真に納まる森保一監督(右から3人目)らスタッフ陣。左端が久永さん
 サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会で日本は12月2日未明、スペインと運命の一戦を迎える。「団結力の強いチームをつくるのが森保さん。一丸で強豪を撃破してほしい」。日本代表の森保一監督(54)がJ1広島の指揮官時代に、試合分析を担うコーチとして支えた岡山理科大経営学部の久永啓准教授(45)=岡山県奈義町出身=は決勝トーナメント進出が懸かる決戦に向け、エールを送る。

 久永さんは筑波大大学院修了後の2007年に広島のジュニアコーチとなり、森保氏がトップチームの指揮官に就任した12年、分析担当になった。対戦相手の戦い方を詳細に調べて特長や弱点を映像にまとめ、森保監督の“頭脳”として12、13年のJ1連覇に貢献した。

 日本は1次リーグ初戦で優勝候補のドイツに歴史的金星を挙げた。守勢の展開から後半、一気に攻勢を強めて逆転し「積極的に前からボールを奪う戦いを遂行できていた」と久永さん。大胆な戦術変更を決断した指揮官に試合直後、祝福のメッセージをスマートフォンに送ると「応援ありがとう」とすぐに返信があったという。

 続くコスタリカ戦に敗れ、決勝トーナメント行きへ連敗は許されない状況だが「森保さんは逆境に強い」と言い切る。広島時代の13年はリーグ残り2試合、首位と勝ち点5差の3位で諦めない姿勢を選手に説き、2連勝で逆転優勝に導いた。

 久永さんが敬服するのが「観察力」だ。遠征先の宿舎の食事会場では全体を見渡せる位置に座り、選手一人一人の表情をチェック。気掛かりなメンバーがいれば声をかけ、プレーの相談に乗っていたという。「スペイン戦に向けても選手たちと言葉を交わし、チーム状態を整えるはず」

 日本代表の横内昭展コーチ、下田崇GKコーチ、松本良一フィジカルコーチも広島で共闘した間柄だ。「親しい面々が参加している今回のW杯は自分にとって特別。全力で応援する」。岡山の地から、2度目の金星奪取を願っている。

(2022年11月29日 20時23分 更新)

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