岡山市は29日、JR岡山駅東口広場に路面電車を乗り入れる事業について、2023年1月10日から本格的な工事に着手すると発表した。事業は公共交通の利便性アップや中心市街地の回遊性向上を図る市の大型プロジェクトの一つで、タクシー乗降場移設といった広場のリニューアルを含め25年度中の完成を目指す。
計画では広場南側のタクシーゾーンと、北側にある一般車ゾーンの入れ替え工事から始める。新しいタクシーゾーンは23年1月10日から、一般車ゾーンは同年秋ごろから整備に着手。それぞれ56台分のタクシープール、降車エリアと32台分の一般車駐車場を設ける。路面電車は岡山駅前電停から軌道を駅方向に約100メートル延ばし、広場内に電停を新設する。バスゾーンは現段階では変更の予定はない。
市によると工事期間中、一般車ゾーン脇にある現行の一般車用平面駐車場(45台)は約2年間使用できなくなる。同ゾーン自体も工事の進ちょくにより規模縮小や使用できなくなる期間があるとしている。
両ゾーンの入れ替えでタクシーは市役所筋に直接出られるようになり、一般車は地上と既存の地下街駐車場を一体的に利用できるメリットがあるという。記者会見で大森雅夫市長は「高齢者や障害者にとって公共交通の乗りやすさは非常に大きなポイント。市にとって重要な事業であり、利便性向上のために取り組みたい」と話した。
事業を巡っては今年1月、駅地下の工事に関して建築基準法に抵触する恐れが判明。工法見直しのため、当初22年度だった完成時期を先送りした。約43億円と概算していた費用も2倍に膨らむ見通しとなり、市は整備内容を一部縮小して約66億円に抑える方針を示している。
計画では広場南側のタクシーゾーンと、北側にある一般車ゾーンの入れ替え工事から始める。新しいタクシーゾーンは23年1月10日から、一般車ゾーンは同年秋ごろから整備に着手。それぞれ56台分のタクシープール、降車エリアと32台分の一般車駐車場を設ける。路面電車は岡山駅前電停から軌道を駅方向に約100メートル延ばし、広場内に電停を新設する。バスゾーンは現段階では変更の予定はない。
市によると工事期間中、一般車ゾーン脇にある現行の一般車用平面駐車場(45台)は約2年間使用できなくなる。同ゾーン自体も工事の進ちょくにより規模縮小や使用できなくなる期間があるとしている。
両ゾーンの入れ替えでタクシーは市役所筋に直接出られるようになり、一般車は地上と既存の地下街駐車場を一体的に利用できるメリットがあるという。記者会見で大森雅夫市長は「高齢者や障害者にとって公共交通の乗りやすさは非常に大きなポイント。市にとって重要な事業であり、利便性向上のために取り組みたい」と話した。
事業を巡っては今年1月、駅地下の工事に関して建築基準法に抵触する恐れが判明。工法見直しのため、当初22年度だった完成時期を先送りした。約43億円と概算していた費用も2倍に膨らむ見通しとなり、市は整備内容を一部縮小して約66億円に抑える方針を示している。
(2022年11月29日 19時07分 更新)