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芸備、木次線 利用促進へサミット 県境3市町 足確保や催し事例発表

芸備線などの利用促進策を考えたサミット
芸備線などの利用促進策を考えたサミット
 利用低迷から存廃問題が浮上しているJR芸備線、木次線の乗客増に向けた方策を考える「県境鉄道サミット」が27日、庄原市内で開かれ、沿線の新見、庄原市、島根県奥出雲町の関係者が取り組み事例を発表した。

 新見市は、芸備線駅までの足を確保するため、高齢化が進む哲西、神郷地区に新たに導入した乗り合い型タクシーについて報告。鉄道利用を促すキャンペーンにも触れ「今後も住民に利用を呼びかけ、交流人口の拡大にも努める」と述べた。

 庄原市は住民連携によるPR活動を説明。芸備線の駅周辺で高校生の演奏や特産品販売のイベントを開いたほか、住民が撮影した鉄道写真を展示できるコーナーを商業施設に設けたことも伝えた。奥出雲町は、道の駅と木次線の駅を徒歩と列車で巡るツアーに触れた。

 外資系航空会社から千葉県内の第三セクター・いすみ鉄道の経営者に転じた鳥塚亮元社長による講演もあった。「ローカル線は地域の足となるだけでなく、観光客誘致にも使えるツール」と訴え、車内イベントで乗客増を果たした成果を話した。

 芸備、木次線はJR西日本が今春、自社の努力だけでは維持が困難とした路線で、沿線自治体が利用促進に取り組んでいる。サミットは昨秋に続いて2回目。

(2022年11月27日 17時53分 更新)

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