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ファジFWデューク 技ありヘッド W杯、3大会ぶり豪州勝利導く

【チュニジア―オーストラリア】前半、ヘディングで先制ゴールを決めるオーストラリアのデューク(右)=アルワクラ(共同)
【チュニジア―オーストラリア】前半、ヘディングで先制ゴールを決めるオーストラリアのデューク(右)=アルワクラ(共同)
 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会第7日は26日、ドーハ近郊のアルワクラなどで1次リーグが行われ、D組でオーストラリアがチュニジアを1―0で退け、3大会ぶりの白星を挙げた。

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 オーストラリアはJ2岡山に所属するデュークが世界最高峰の舞台で輝き、3大会ぶりの勝利をもたらした。前半23分に完璧なヘディングで決勝点を奪い「人生で最高の瞬間だった」と感情を爆発。31歳で初のW杯を迎えた苦労人は、客席で見守った息子ジャクソン君の頭文字「J」を指でつくって歓喜した。

 ワントップで先発し、持ち前の豊富な運動量を生かした。ロングボールを右足で柔らかく落として味方につなぎ、一気にゴール前に走り込む。左サイドの低い位置からのクロスに頭で合わせ、GKが届かない軌道を描く技ありの一撃を右サイドネットに流し込んだ。

 清水でJ1を経験し、サウジアラビアでもプレー。エリート街道とは言えないキャリアを歩んできたFWが、パワフルな攻撃を最前線で引っ張った。「簡単な道のりではなかったが、つらい時には友人や家族が助けてくれた」。穏やかな笑みに感慨をにじませた。

 若い頃はなかなか芽が出ず、プロを諦めかけて電気技師の勉強もしたという。セントラルコースト(オーストラリア)でプロ契約を勝ち取ったのは21歳。当時そのクラブを率いていたアーノルド監督に最高の形で恩返しし、がっしりと肩を抱き合った。

(2022年11月27日 15時35分 更新)

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