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川や海の「プラごみ」どう減らす 倉安、百間川流域3公民館シンポ

プラスチックごみの問題を考えたシンポジウム
プラスチックごみの問題を考えたシンポジウム
 岡山市の中区、東区を流れる倉安川、百間川を切り口に河川や海の環境を改善する意識を高めようと、両川流域の富山、旭東、上南の3公民館は26日、シンポジウムを同市中区福泊の富山公民館で開いた。市民ら約50人が訪れ、川や海に蓄積するプラスチックごみの問題を考えた。

 3人が講演し、両川を清掃している住民グループ「富山の自然を楽しむ会」代表の實村貢さんは、微細化して環境への悪影響が指摘されるマイクロプラスチックが増えることを懸念。「清掃活動は続けることが大変重要だ」と訴えた。

 川や瀬戸内海のごみの調査に携わる元日本福祉大教授の磯部作さんは、海ごみの約8割が陸上から川などを通じて流出した物だと説明。改善に向けて「大量につくり大量に廃棄するシステムを変えなければならない」と警鐘を鳴らした。

 山陽新聞社の岡山一郎論説主幹は、農業用肥料に使われたプラスチックの殻が川に流れ出ている問題を指摘。「今までほとんどの人が認識していなかった。知ることが大切になる」と語った。

 パネル討論もあり、3人は来場者の質問に答える形で、ごみを減らす取り組みなどを提案した。同市中区の男性(78)は「川と用水路のごみを徹底して無くすことに地域で取り組んでみたい」と話した。

(2022年11月26日 19時09分 更新)

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