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渋川動物公園 困窮家庭の子招待 誕生月に「思い出つくって」

招待家族に届くチケット
招待家族に届くチケット
ヤギに餌やりをする子ども(写真と本文は関係ありません、渋川動物公園提供)
ヤギに餌やりをする子ども(写真と本文は関係ありません、渋川動物公園提供)
 渋川動物公園(玉野市渋川)は、経済的に苦しい家庭の子どもを誕生月に無料招待する取り組みを始めた。岡山県内に支部があるNPO法人と連携して毎月、岡山市在住の10組にチケットを贈っている。同園の山根美実副所長(52)は「動物との触れ合いが、家族にとって大切な思い出の一ページになれば」と期待する。

 貧困や被災などで困難を抱える子育て家庭を支援しているNPO法人チャリティーサンタ(東京)が同園に協力を呼び掛け、7月にスタートした。

 岡山市在住のひとり親や生活困窮家庭向けのメールマガジン「おかやま親子応援メール」で希望を募り、毎月抽選。招待家族には「おたんじょうび おめでとう!!!! おうちのひととたのしい時間をすごしてね」とのメッセージと同園のインコやヤギの写真が載ったチケットを郵送している。

 誕生月に来園すると、子どもとその家族の入園料が無料になる。園のスタッフから祝福を受け、きょうだいを含む子ども全員に、13種類の動物の中から好きな1種類に餌やりができる券(通常は1回100円)をプレゼント。ウサギにはニンジン、ウマには干し草を食べさせるといった体験が楽しめる。

 同法人によると、毎月40組程度の応募が寄せられている。河津泉理事(36)=岡山市南区=は「誕生日に何か思い出をつくってあげたいと思っていても難しい家庭は多く、ニーズは高い。保護者以外から祝ってもらうことも貴重な体験になる」と話す。

 岡山市外に住む希望家庭からの個別相談も受け付けている。問い合わせは河津理事(070―8512―8349)。

(2022年09月20日 10時18分 更新)

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