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矢掛高 生徒会選挙で期日前投票 本物の機材使用、政見放送も配信

投票を監視する選挙管理者の生徒(左)立ち会いの下、生徒会選挙の期日前投票をする生徒
投票を監視する選挙管理者の生徒(左)立ち会いの下、生徒会選挙の期日前投票をする生徒
 国政・地方選挙の若者の投票率向上につなげようと矢掛高(岡山県矢掛町矢掛)の生徒有志が、20日に行われる生徒会選挙投票に、町選管が使う本物の投票箱や記載台を借り、期日前投票も導入するなど新たな取り組みを始めている。

 生徒有志は4月にあった町長・町議選の際、町の企画で高校生ならではの視点を生かし、啓発動画を制作した。しかし選挙戦になった町議選の10代投票率は29・87%で、2018年の前回町長選の同年代投票率と比べ7・85ポイント低下。生徒は「実際に投票する経験をすれば選挙に親しみが持てるのでは」と、校内の選挙を生かすことにした。

 例年の生徒会選挙は投票に1時間もかからないが、実際の選挙に近づけようと、期日前投票を取り入れた。町選管のアドバイスを受け、受付では選挙人名簿を用意し、学生証で本人確認。投票箱近くには監視する選挙管理者を配置した。“政見放送”も収録し、校内ネットワークで配信した。

 期日前投票は15、16日にあった。就職活動で20日の投票当日に参加できないという3年生(18)は「良い経験になった。投票権も得たので次回の選挙は必ず一票投じたい」とし、友人と訪れた1年生(15)は「本物の機材を使った投票は重みがあった」と話していた。

 生徒会選挙は会長(1人)と会計(2人)は信任投票、副会長(2人)は3人が立候補している。生徒有志で選挙管理委員長も務める2年高月凱士(かいと)さん(17)は「二重投票の防止や公平性の確保など準備は大変だった。投票率向上につながってほしい」としている。

(2022年09月16日 18時44分 更新)

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