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JR岡山支社 組織再編で大幅縮小 10月1日付、所属社員20人に

JR西日本岡山支社
JR西日本岡山支社
 JR西日本岡山支社は12日、地方組織再編に伴う10月1日付の人事異動を発表した。新型コロナウイルス禍などによる旅客減少を受けた措置で、利用が低迷するローカル線の在り方を自治体などと協議する部門を除く全機能を「中国統括本部」(広島市)に集約。同支社の9課・室はなくなり、所属する社員は現在の約190人から約20人に大幅縮小する。

 統括本部に集約される機能は広報を含む総務、人事のほか、駅業務、線路保全、車両メンテナンスなど8課・室が担ってきた部門。岡山支社の社員約20人は、現在の企画課が担当するローカル線関連の業務や観光振興に専念し、管轄エリアも岡山県と広島県東部などから岡山県のみとなる。

 サービス低下を招かないよう、統括本部所属の社員35人程度が岡山支社に常駐し、駅業務や広報などを担うという。乗務員や駅員、設備の保守点検などの人員も県内にとどまって業務に当たる。

 コロナ禍などによる経営環境の悪化から、同社はローカル線の大幅減便やみどりの窓口を減らすといった合理化を実施してきた。今春には利用が低迷するローカル線の収支を初めて公表。岡山支社管内では芸備、姫新、因美の3路線について、存廃を含めた将来の在り方の議論に加わるよう沿線自治体に求めている。

 今回の組織再編を巡っては、地元の意見が届きにくくなるとの懸念の声もある。岡山支社は「統括本部と連携し、地域との対話に努めたい」としている。

(2022年09月12日 21時54分 更新)

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