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改造内閣 感染防止や経済対策を 岡山、広島 有権者の声

 10日発足した第2次岸田改造内閣に対し、岡山、広島県の有権者からは、新型コロナウイルス感染拡大や物価高など、山積する課題を巡り、期待と注文が寄せられた。

 一定の実績を持つ閣僚経験者が過半数を占める内閣の顔ぶれに対し、岡山市中区、団体職員(43)は、再び厚生労働相に就いた岡山県選出の加藤勝信氏に期待する。「重症化リスクが減るといった変化も踏まえ、経済への影響を抑えつつ、医療が逼迫(ひっぱく)しないよう柔軟なコロナ対策を打ってもらいたい」と話す。

 岡山大大学院1年生(23)は「交流サイト(SNS)やインターネットを使いこなす河野太郎デジタル相に注目している。時代の最先端を担う分野だけに、役所の手続きなどの電子化を進め、生活を便利にしてほしい」と期待する。

 ウクライナに侵攻したロシアが核兵器を背景にした脅しを繰り返すなど、緊迫が続く国際情勢とも新内閣は向き合う。「広島県からの入閣が、岸田首相を含めて3人となった。被爆地から平和を内外に訴えてほしい」と福山市の助産師(54)。

 多くの有権者の関心が集まったのは物価高の問題だ。乳幼児3人を抱える高梁市、自営業(30)は「オムツやベビーフードが値上がりし、家計が苦しい。子どもがいると、エアコン代やガソリン代もかかる。子育て世帯への支援を手厚くしてほしい」、小学生ら3人を育てる津山市、飲食店従業員(38)も「物価高が家計を直撃している。共働きでも生活はぎりぎり。物の値段は上がっているのに給料は上がらない」と訴える。

 赤磐市、自営業(73)は「中小事業者の多くは資材費高騰で苦しく、価格にも転嫁しづらい。日本では賃金が長期間上昇していないと指摘されるが、上げられないのが実情ではないか。好循環を生み出す大胆な施策を打ってほしい」と経済対策を注視する。

 政権与党で相次いで明らかになった旧統一教会との問題も引き続き問われている。新閣僚からも関係を認める発言があり、倉敷市、会社役員(81)は「人ごとのような発言があった人もいて疑問が残る。旧統一教会と関係があった人が何人もいたことに対し、責任を感じてもらいたい」と指摘した。

(2022年08月10日 22時14分 更新)

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