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雄大、色使い華やかな風景画堪能 笠岡で山元春挙展会期中盤

風景画を得意とした山元春挙の秀作が並ぶ会場
風景画を得意とした山元春挙の秀作が並ぶ会場
 笠岡市立竹喬美術館(同市六番町)で開催中の特別展「生誕150年 山元春挙展」(同美術館、山陽新聞社など主催)は会期中盤。5日も美術ファンらが訪れ、華やかな色使いと写実的で雄大な風景画を得意とした画家の作品にじっくりと見入っていた。

 山元春挙(1872~1933年)は現在の大津市出身。油彩画や写真撮影の技法を参考にした独自の表現で山岳や水辺の風景を数多く描き、戦前の美術工芸で最も栄誉のある帝室技芸員にも選ばれるなど京都画壇を代表する画家として活躍した。

 今展では初期から晩年までの作品約60点を入れ替えながら展示。オレンジや赤に染まった木々に彩られた峡谷を壮大に描いた「高千穂峡」や、色や形が異なる4種類のダリアを鮮やかな色彩で細部まで表現した「ダリヤの花」などが目を引いている。

 兵庫県西宮市から訪れた女性(60)は「どの作品も素晴らしいが、特に海や山を描いた絵の色の美しさに目を奪われた」と話していた。

 会期は9月4日まで。午前9時半~午後5時。月曜休館。一般800円、高校生以下無料。問い合わせは同館(0865―63―3967)。

(2022年08月05日 17時50分 更新)

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