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かこさとし展開幕 広がる絵本世界 県立美術館、下絵や原画170点

親しみのあるタッチで描かれた絵本の原画を楽しむ来場者
親しみのあるタッチで描かれた絵本の原画を楽しむ来場者
さまざまなパンが切り貼りされた下絵は見応えがある
さまざまなパンが切り貼りされた下絵は見応えがある
入場者は表情豊かなオタマジャクシにくぎ付け
入場者は表情豊かなオタマジャクシにくぎ付け
 絵本作家かこさとしさん(1926~2018年)の創作の歩みをたどる「かこさとしの世界展 だるまちゃんもからすのパンやさんも大集合!」が23日、岡山市北区天神町の岡山県立美術館で始まった。推敲(すいこう)の跡が残る緻密な下絵や愛らしい原画の数々が、訪れた親子連れらを魅了している。

 かこさんは「からすのパンやさん」や「だるまちゃん」シリーズなどで知られる日本を代表する絵本作家。創作物語のほか、技術者としての知識を生かした科学絵本など、約600冊を手がけた。

 会場には絵本原画や写真パネルなど約170点を展観する。人気作「どろぼうがっこう」は歌舞伎調の人物描写がユーモラス。研究者への取材や資料集めで完成まで5年をかけた「地球―その中をさぐろう―」は、マントルと核で構成された地球内部が大胆に描かれている。

 入場者はお気に入りの原画の前で足を止めて熱心に鑑賞。岡山市立津島小4年の女児(9)は「お母さんに読んでもらった『からすのパンやさん』が大好き。たくさんのパンがぎっしり並んだページの絵は全部おいしそう」と話した。

 同展は同美術館、山陽新聞社主催。8月28日まで。15日を除く月曜休館。

(2022年07月23日 11時53分 更新)

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