安倍晋三元首相が凶弾に倒れた衝撃が収まらない中、参院選が10日、投開票された。自民党は大勝したが、候補者名に花を付ける幹部らに笑顔はなく、祝勝ムードとはほど遠かった。岡山選挙区(改選数1)は自民現職の小野田紀美氏(39)が党支持層を固めた上、無党派層を取り込み、他候補を圧倒して再選した。
自民党政調副会長の小野田氏は、党の強固な組織力と現職の知名度を生かし、無所属、共産の新人らを破った。
投票が締め切られると、岡山市南区西市の選挙事務所に当確の知らせが入り、支持者ら約150人から大きな拍手と歓声が上がった。
花束を受け取った小野田氏は、安倍元首相が自身の応援演説に訪れた翌日、凶弾に倒れたこともあり「最後まで笑顔とはいかなかったが、有権者から多くの声援と勇気をもらえた」と選挙戦を振り返った。
2期目の抱負として国土強靱化(きょうじんか)や物価高騰対策などを挙げ「一つ一つの仕事に取り組み、古里、日本の未来を守りたい」と話し、支持者とグータッチを交わした。万歳三唱は見送った。
全国32の1人区の自民候補で公明が唯一、推薦を見送った異例の選挙戦。相次いで来援した自民幹部をはじめ、党所属の国会・地方議員とともに支持基盤を固めた。フォロワー数20万人を超える自身のツイッターも活用し、終始優位を保った。
小野田氏は瀬戸内市出身。東京都北区議を経て、党岡山県連の公募で選ばれ、2016年に初当選した。
自民党政調副会長の小野田氏は、党の強固な組織力と現職の知名度を生かし、無所属、共産の新人らを破った。
投票が締め切られると、岡山市南区西市の選挙事務所に当確の知らせが入り、支持者ら約150人から大きな拍手と歓声が上がった。
花束を受け取った小野田氏は、安倍元首相が自身の応援演説に訪れた翌日、凶弾に倒れたこともあり「最後まで笑顔とはいかなかったが、有権者から多くの声援と勇気をもらえた」と選挙戦を振り返った。
2期目の抱負として国土強靱化(きょうじんか)や物価高騰対策などを挙げ「一つ一つの仕事に取り組み、古里、日本の未来を守りたい」と話し、支持者とグータッチを交わした。万歳三唱は見送った。
全国32の1人区の自民候補で公明が唯一、推薦を見送った異例の選挙戦。相次いで来援した自民幹部をはじめ、党所属の国会・地方議員とともに支持基盤を固めた。フォロワー数20万人を超える自身のツイッターも活用し、終始優位を保った。
小野田氏は瀬戸内市出身。東京都北区議を経て、党岡山県連の公募で選ばれ、2016年に初当選した。
(2022年07月11日 01時47分 更新)