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高木聖鶴氏の墨跡 暑さ忘れ堪能 岡山、生誕100年展は3日限り

高木氏の気品あふれる作品を楽しむ書道ファンら
高木氏の気品あふれる作品を楽しむ書道ファンら
 岡山市北区天神町の岡山県立美術館で開催中の「生誕100年記念 高木聖鶴展」(山陽新聞社など主催)は3日まで。1日も書道ファンらが次々と訪れ、平成のみやびとたたえられた総社市出身のかな書家・高木氏(1923~2017年)の気品あふれる墨跡を堪能していた。

 高木氏は主に日展で活躍。06年に文化功労者、13年には県在住者として初の文化勲章を受章した。

 会場には70年以上にわたる書業を一望する、代表作100点が並ぶ。しなやかな細い線が舞う巻子(かんす)「李花集抄」は日展初入選作。万葉歌を3本の軸に大きくつづった「いはばしる」は潤渇の妙がさえ、四曲〓(〓は尾の毛が併の旧字体のツクリ)風(びょうぶ)「春は花 なつ時鳥(ほととぎす)」は力強い運筆が自然への畏敬の念をにじませる。

 かなだけでなく漢字の大作まで並ぶ多彩さに、高松市の女性(58)は「書を心から愛していたことが伝わってくる。特に巻子はみずみずしい美しさで、外の暑さを忘れました」と話していた。

(2022年07月01日 17時20分 更新)

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