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高梁強殺、検察側は無期懲役求刑 弁護側は強盗意思否定、地裁公判

岡山地裁
岡山地裁
 高梁市成羽町の山中で2020年7月、金品を奪う目的で近くに住む川上馨さん=当時(59)=を殺害したとして、強盗殺人罪などに問われた同市、建築業男性被告(68)の裁判員裁判が21日、岡山地裁であった。検察側は「身勝手極まりない動機に酌むべき事情はない」と述べ無期懲役を求刑。弁護側は強盗目的ではなく、殺人罪と窃盗罪が適用されるとして有期刑を求め、結審した。判決は7月5日。

 検察側は論告で、被告はギャンブルや借金返済で金に困っていたと説明。身の回りの世話を通じて川上さんの預金口座の残高やキャッシュカードの暗証番号を知り、事件前に何度も口座や自宅から現金を不正に得ていたことを踏まえ「金品を奪う目的以外に考えられない」と指摘した。

 弁護側は最終弁論で、生活費は家族が負担していたことなどから「生活に困っておらず、金銭目的で殺害する状況ではなかった。強盗の意思があったと証明されていない」と反論した。

 起訴状などでは、20年7月16日夜から同17日朝にかけ、山中に掘った穴に川上さんを突き落とし土砂で埋めて窒息死させ、川上さん方で現金約29万円が入った財布とキャッシュカード4枚を奪ったとしている。

(2022年06月21日 20時08分 更新)

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