肉を扱う自動販売機が岡山県内で相次ぎ設置されている。ブランド牛のステーキや焼き肉用、干し肉―。新型コロナウイルスの感染拡大で対面せずに24時間売れる自販機が注目を集める中、各企業は工夫を凝らした冷凍品をそろえている。
焼き肉店「オンリーギュ~」を展開するワイズインターナショナル(岡山市中区藤原)は、家庭で手軽に味わえるよう焼き肉用の自販機を4月中旬、同社フランチャイズ本部(同今在家)前に設置した。
価格は全て千円。店で提供する塩タンやハラミ、カルビ、テール(各150グラム)に加え、ホルモンやヨメナカセ(各250グラム)なども用意。しょうゆやみそをベースにしたオリジナルのたれに漬け込み下味を付けている。
西山幸則代表取締役(43)がコロナ禍に対応できる業態を模索する中で発案。深夜や早朝に購入する客も多いといい「県内で焼き肉用に特化した自販機はまだないはず。外食を控え自宅で過ごす機会が多くなった人にも、店の味を堪能してほしい」と利用を呼び掛ける。
津山市河辺の国道53号沿いにあるガソリンスタンド(GS)にも3月、高級ステーキ肉やウインナー、ライスバーガーを扱う自販機が置かれた。
黒毛和牛のサーロインステーキ(200グラム、2700円)や混合ホルモン(300グラム、1400円)、津山名物の干し肉(200グラム、1800円)など全7種類を販売。ライスバーガー(1個700円)は電子レンジで温めればすぐに食べられる。
GSを運営する田中実業(新見市正田)が子会社の牧場(同市)で肥育した和牛を加工。牛肉文化が根付く激戦地・津山で24時間営業できると、話題づくりをにらんで設置を決めた。
月約10万円の売り上げがあるといい、津山営業所の丸茂了平主任(38)は「GSなら幅広い層の利用が見込める。ハンバーグなどラインアップをさらに充実させたい」と言う。
新見市金谷の中山精肉店は、特産の千屋牛肉を扱う自販機を店の入り口に設置した。サーロインステーキ(約200グラム、4千円)やカルビ(約170グラム、2千円)のほか、千屋牛肉のコロッケ(5個入り千円)など仕入れに応じた品を販売している。
特に人気なのは「肉ガチャ」(千円)。何が出てくるかは秘密で、ステーキ肉など“大当たり”も用意しており、若者や献立に迷う主婦らが買い求めているという。
非接触型販売などを目的にゴールデンウイーク前の4月下旬に導入。定休日の日曜に市内を巡った観光客が購入していくケースも出ている。
中山富夫社長(55)は「売れ行きは好調で1日に3回補充することもある。状況を見ながら設置場所の拡大を検討したい」と話している。
焼き肉店「オンリーギュ~」を展開するワイズインターナショナル(岡山市中区藤原)は、家庭で手軽に味わえるよう焼き肉用の自販機を4月中旬、同社フランチャイズ本部(同今在家)前に設置した。
価格は全て千円。店で提供する塩タンやハラミ、カルビ、テール(各150グラム)に加え、ホルモンやヨメナカセ(各250グラム)なども用意。しょうゆやみそをベースにしたオリジナルのたれに漬け込み下味を付けている。
西山幸則代表取締役(43)がコロナ禍に対応できる業態を模索する中で発案。深夜や早朝に購入する客も多いといい「県内で焼き肉用に特化した自販機はまだないはず。外食を控え自宅で過ごす機会が多くなった人にも、店の味を堪能してほしい」と利用を呼び掛ける。
津山市河辺の国道53号沿いにあるガソリンスタンド(GS)にも3月、高級ステーキ肉やウインナー、ライスバーガーを扱う自販機が置かれた。
黒毛和牛のサーロインステーキ(200グラム、2700円)や混合ホルモン(300グラム、1400円)、津山名物の干し肉(200グラム、1800円)など全7種類を販売。ライスバーガー(1個700円)は電子レンジで温めればすぐに食べられる。
GSを運営する田中実業(新見市正田)が子会社の牧場(同市)で肥育した和牛を加工。牛肉文化が根付く激戦地・津山で24時間営業できると、話題づくりをにらんで設置を決めた。
月約10万円の売り上げがあるといい、津山営業所の丸茂了平主任(38)は「GSなら幅広い層の利用が見込める。ハンバーグなどラインアップをさらに充実させたい」と言う。
新見市金谷の中山精肉店は、特産の千屋牛肉を扱う自販機を店の入り口に設置した。サーロインステーキ(約200グラム、4千円)やカルビ(約170グラム、2千円)のほか、千屋牛肉のコロッケ(5個入り千円)など仕入れに応じた品を販売している。
特に人気なのは「肉ガチャ」(千円)。何が出てくるかは秘密で、ステーキ肉など“大当たり”も用意しており、若者や献立に迷う主婦らが買い求めているという。
非接触型販売などを目的にゴールデンウイーク前の4月下旬に導入。定休日の日曜に市内を巡った観光客が購入していくケースも出ている。
中山富夫社長(55)は「売れ行きは好調で1日に3回補充することもある。状況を見ながら設置場所の拡大を検討したい」と話している。
(2022年05月25日 16時37分 更新)