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改修中の福山城 足場など撤去進む 往時の威容 お目見えへ

天守を覆っていたシートや足場の撤去が進み、最上階の屋根が見えるようになった福山城=20日
天守を覆っていたシートや足場の撤去が進み、最上階の屋根が見えるようになった福山城=20日
 今年築城400年を迎え、改修中の福山城(福山市丸之内)で、天守を覆っていた工事用の足場と墜落防止用シートの撤去が行われている。早ければ6月20日ごろにも全て取り除かれ、天守北側にある復元された全国唯一の鉄板張りなど、往時の威容が姿を現す。

 改修では、天守(地上5階地下1階)の老朽化を踏まえ、内部に耐震壁を設けて補強。外観は北側1~4階に鉄板張りを施し、入居する博物館も展示を一新する。総事業費は約13億円。市が2020年10月に工事着手し、翌1月下旬には足場などで高さ約36メートルの五層の天守が完全に見えなくなっていた。

 足場などの撤去は、鉄板の復元や破損瓦の交換などが終わったため、再オープンする「築城記念日」(8月28日)の100日前に当たる今月20日から実施。初日は、作業員がシートと足場の取り外しを進め、今回の改修で見つかった再建時(1966年)の棟札(全長約190センチ)と、新たに制作した棟札(同)を天守最上階の天井裏に納めた。

 今後は博物館内の整備や天守へのスロープ設置工事などを予定しており、再オープンまで天守前広場内へも立ち入りできない。

 市文化振興課は「戦災で焼失する前の姿に近づけることが改修のポイント。往時の姿を取り戻した福山城がお目見えするのを楽しみにしてほしい」としている。

(2022年05月22日 16時04分 更新)

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