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技と感性 自然美薫る作品を堪能 日本伝統工芸染織展23日まで

高度な技と感性が光る染織作品に見入る入場者
高度な技と感性が光る染織作品に見入る入場者
 全国トップレベルの染織家が集う公募展「第56回日本伝統工芸染織展」岡山会場は23日まで。会場の岡山市北区表町、天満屋岡山店6階葦川(いせん)会館には21日も女性グループや工芸ファンらが訪れ、高度な技と感性で紡がれた自然美薫る作品を堪能した。

 受賞・入選作に、友禅や紋紗(もんしゃ)、紬(つむぎ)織の重要無形文化財保持者(人間国宝)らの優品を加えた計72点を展示。繊細な縞(しま)のグラデーションを流星に見立てた築城則子さん(北九州市)の「小倉縞木綿帯『星降る夜』」=MOA美術館賞、草花の息吹を感じさせる小林佐智子さん(愛知県)の「風通織木綿着物『春一日』」=奨励賞・三越伊勢丹賞=などが入場者のため息を誘っている。

 新型コロナウイルス禍の影響で岡山での展示は3年ぶり。楽しみにしていたという岡山県早島町、女性(80)は「藍一色と思っても、近づいて見ると細かな柄や微妙な色の違いがあり、作り手の工夫やセンスを感じた。やっぱり実物を見るのはいいですね」と話した。

 日本工芸会、山陽新聞社など主催。入場無料。

(2022年05月21日 19時04分 更新)

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