能の普及に取り組む喜多流大島能楽堂(福山市光南町)は3日、子どもたちに体験してもらうイベント「お能で遊ぼう!」をふくやま芸術文化ホール・リーデンローズ(同市松浜町)で開いた。市内外の小学生ら14人が保護者と一緒に独特の所作やリズムを楽しんだ。
能楽師の大島衣恵さん(47)ら3人が指導。初代福山藩主の水野勝成らが登場する新作能「福山」の一部を大島さんが装束などを着けない「仕舞」で実演した。
鑑賞した子どもたちは、扇子を手にすり足で前に進む稽古に取り組んだ。途中でドンドンと足拍子を鳴らすなど、プロの技に近づこうと真剣な表情で繰り返していた。
尾道市の小学6年の児童(11)は「すり足でバランスが取れずよろけてしまった。能に興味が持てた」と話した。
講座は2007年から毎年行われ、20、21年は新型コロナウイルス禍で中止した。今年は「福山城400年博」の一環で開催された。
能楽師の大島衣恵さん(47)ら3人が指導。初代福山藩主の水野勝成らが登場する新作能「福山」の一部を大島さんが装束などを着けない「仕舞」で実演した。
鑑賞した子どもたちは、扇子を手にすり足で前に進む稽古に取り組んだ。途中でドンドンと足拍子を鳴らすなど、プロの技に近づこうと真剣な表情で繰り返していた。
尾道市の小学6年の児童(11)は「すり足でバランスが取れずよろけてしまった。能に興味が持てた」と話した。
講座は2007年から毎年行われ、20、21年は新型コロナウイルス禍で中止した。今年は「福山城400年博」の一環で開催された。
(2022年05月03日 16時08分 更新)