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戦争や災害 社会問題テーマに描く 児島で伊川さんと仲間の絵画展

伊川巌さんの作品などが並ぶ会場
伊川巌さんの作品などが並ぶ会場
 倉敷市児島地区の小中学校で教諭を務めながら、同市下津井の風景や漁師の日常などを描き続けた画家伊川巌さん(1926~2009年)と教員仲間、教え子による3人展が、児島市民交流センター(同市児島味野)で開かれている。8日まで。

 伊川さんは、1958年から定年退職の86年まで児島地区の小中学校計4校で勤務した。没後、教え子の山本悟さん(68)=同市=らが伊川巌芸術財団を設立し、作品展などを通して顕彰活動を続けている。

 今回の絵画展も同財団が主催。伊川さんが公害や戦争から着想を得た「触」シリーズの抽象画、心象風景を描いた「秋の庭から」など水彩画をはじめ、児島高校で長年教壇に立った武田昭一さん(83)=埼玉県在住=が同県秩父地方の風景を描いたアクリル画など計約30点を展観する。

 10歳から伊川さんに師事したという山本さんは、ロシアによるウクライナ侵攻、東日本大震災で被害を受けた国や人々の姿をテーマにした油絵を並べた。「戦争や災害といった社会問題が共通の題材となっている。絵画を通して被災地などに思いをはせてほしい」と話した。入場無料。

(2022年05月02日 15時54分 更新)

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