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カルスト台地コテージ 今秋再開へ 新見市 改修で都市部から誘客図る

今秋の営業再開を目指す「ヴィラージュかれんふぇると」
今秋の営業再開を目指す「ヴィラージュかれんふぇると」
 新見市は、昨年4月から営業を中止している宿泊施設「ヴィラージュかれんふぇると」(同市草間)の一部の改修に乗り出す。宿泊施設は別荘気分を味わえるコテージで、標高400メートルのカルスト台地にあり、そば打ちや農作業など体験プログラムも計画。今秋のリニューアルオープンを目指し、新型コロナウイルス禍で「密」を避けるレジャー需要が高まる中、都市部からの誘客を図る。

 コテージは木造2階(延べ約70平方メートル)で、リビングや対面キッチン、寝室、風呂、トイレなどを備える。今回は6棟のうち2棟を改修。外壁の修理や内装の張り替え、照明器具とテラスの取り換えを実施する。改修などに約3200万円を見込んでいる。

 近くには草間地区特産のそばを味わえる飲食店があり、そば打ちもできる。今後は地元の協力を得て、季節に応じた農作業体験を提供できるようにする。

 コテージは1977年に整備された「草間自然休養村カルスト山荘」内に立地し、94、95年に建設された。県内外の観光客らが利用したが、2018年の西日本豪雨で水道施設が水没して断水が続き、利用を一時停止。その影響で17年度に375人だった宿泊客が、18年度は254人に減少。その後もコロナ禍で客足が伸びず、管理していた第三セクターが運営継続を断念した。

 再開は、地域活性化を望む地元住民団体の要望を受け、市が自然や農業を生かしながら「ウィズコロナ・アフターコロナ」の誘客策を練る中で決定した。再開後は市が運営に当たる。

 市農業畜産振興課は「リゾート気分を味わえる立地の良さをPRしたい。家族連れだけではなく、リモートワークでの利用も呼び掛けていく」としている。利用状況を見ながら残り4棟の改修も検討する。

(2022年05月05日 18時02分 更新)

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