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あさのあつこさんの小説映画化 大谷健太郎監督 美作、津山でロケ

撮影を前にスタッフと打ち合わせをする大谷監督(左から3人目)=美作市江見、市立作東診療所
撮影を前にスタッフと打ち合わせをする大谷監督(左から3人目)=美作市江見、市立作東診療所
大谷健太郎監督
大谷健太郎監督
 美作市在住の作家あさのあつこさんの小説を原案に、同市出身の映画監督・大谷健太郎さん(56)=東京=がメガホンを取る映画の撮影が20日、同市と津山市で始まった。5月1日まで両市でのオール地元ロケを実施。来年の全国公開を目指す。

 映画のタイトルは「美作物語~風を奏でる君へ~(仮題)」。東京でピアニストを目指していた女性が、古里の美作市で茶栽培に励む元恋人の元を訪ね、その弟と出会う。揺れ動く3人の心模様を描き、自分らしく生きることの意味を問う。あさのさんの小説「透き通った風が吹いて」(2015年刊)を大幅にアレンジした。

 主な撮影場所は、美作市が県内有数の茶どころである海田地区の製茶場や茶畑、湯郷温泉街、江戸期の古い町並みが残る大原地域、津山市が鶴山公園、津山文化センターなど。俳優は現時点では公表していない。地元住民らもエキストラとして出演する。

 初日は、鶴山公園、美作市民センター、同市内の医療機関で撮影があり、大谷監督が動作や表情、カメラの位置などを細かく指示した。

 大谷監督は、林野高、多摩美術大卒。人気コミック「NANA」(05年)や「ラフ」(06年)の映画化を手掛けたことで知られる。「美作のための小説と映画を全国に」と今回の映画化を企画。「美作の魅力が全国に伝わり、地元の人たちの誇りとなるような映画にしたい」と抱負を語った。

 地元住民やみまさか商工会などでつくる「みまさかフィルム・コミッション」が撮影に全面協力するとともに、同市の助成を受け撮影経費の一部をサポートする。

(2022年04月20日 19時56分 更新)

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