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ウラン容器封印ワイヤ切断される 人形峠センター、NRAに報告

人形峠環境技術センター
人形峠環境技術センター
 日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センター(岡山県鏡野町上斎原)は15日、ウラン濃縮施設に保管している放射性物質・六フッ化ウランの貯蔵容器が未開封であることを示す封印用のワイヤが切断されているのが見つかり、原子力規制委員会(NRA)に報告したと発表した。放射性物質の持ち出しや放射能漏れはないという。

 封印はNRAと国際原子力機関(IAEA)が1種類ずつ取り付け、貯蔵容器(直径0・76メートル、長さ2メートル)のバルブを操作できないようカバーで覆い、ワイヤで固定している。

 センターによると、3月17日、封印交換作業中のIAEA査察官がNRA側のワイヤが切れているのを見つけた。センターが切断面などを調べた結果、ニッパーのような工具で切断されたと分かったが、時期や経緯は不明。IAEAのワイヤは無事だった。2月9日の点検では異常がなく、不法侵入の形跡もなかったという。

 センターは「再発防止策として切断工具の管理を徹底する」としている。

(2022年04月15日 20時13分 更新)

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