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山里を彩る“春の妖精”かれん 吉備中央でカタクリ見頃

吉備中央町湯山地区でかれんに咲くカタクリ
吉備中央町湯山地区でかれんに咲くカタクリ
 岡山県吉備中央町湯山地区に群生するカタクリが見頃を迎えた。“春の妖精”とも呼ばれる淡い紫色の花が風に揺れ、山里を彩っている。天候にもよるが、17日ごろまで楽しめるという。

 カタクリはユリ科の多年草で、開花期間の短さから「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」の別名を持つ。加賀中(同所)の南東にある山の斜面約20アールに自生しており、高さ10~15センチの茎の先に直径5センチ程度の花びらを付け、お辞儀をするように下向きに咲いている。

 平年並みの3月末に開花し、今が満開。山を所有する小川啓介さん(87)=同町=によると、花の色は例年より濃く、地域住民をはじめ岡山や倉敷、総社市から訪れた人たちがかれんな花姿を堪能している。

 地元有志でつくる神原実年会が毎秋下草を刈り、丁寧に手入れしている。小川さんは「急斜面で草刈りが大変だが、今年もきれいに咲いてくれた。桜の花にそっくりな花弁の模様をしゃがんで眺めてみて」と話している。

(2022年04月15日 10時29分 更新)

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