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希少バス「ネオプラン」に注目 矢掛の会社所有、撮影会ツアーも

バスファンの注目を集めるドイツ製の「ネオプラン」。写真は星の絵柄をラッピングした「スペースライナー」
バスファンの注目を集めるドイツ製の「ネオプラン」。写真は星の絵柄をラッピングした「スペースライナー」
 岡山県矢掛町の観光バス運行会社・二葉観光運輸(同町上高末)が所有するドイツ製の希少なバスが、愛好者らの間で話題になっている。車両の撮影会を組み込んだツアーも実施されるなど注目されており、バス業界が新型コロナウイルス禍で苦境にあえぐ中、同社は「少しでも業界に目を向けてもらえれば」と期待している。

 ドイツのバスメーカーが展開するブランド「ネオプラン」で、同社は3台を所有。洗練されたデザインや乗り心地の良さから国内ではバブル経済のころ人気だったが、時代の流れとともに所有するバス会社は激減した。国内でも“現役”の車両は多くないという。県内で運行するのは同社だけで、1996年導入の車両などを使い続けている。

 存在はバスファンの間でも知られ、走行する姿が撮影されネット上で紹介されるほど。ただ、観光用のバス利用はコロナ禍で乗客が激減しており、同社もコロナ前の10分の1程度に。少しでも力になろうと、ファンの有志が「ネオプランで行くバス撮影ツアー」と銘打って、旅行代理店経由で同社にバスツアーを申し込んだ。

 19日に行われたツアーには関東や中部、九州などから15人が参加。車体を星の絵柄でラッピングして運行中の「スペースライナー」を使い、道の駅「山陽道やかげ宿」(矢掛町矢掛)を拠点に飲食や散策をした後、同社車庫で車体の撮影会をした。好評だったことを受け、旅行代理店が第2弾も考えているという。

 二葉観光運輸は「厳しい状況下、注目されるのはありがたい。利用してもらうことで町や周辺地域の経済活性化につながれば」としている。

(2022年03月26日 19時18分 更新)

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