天満屋(岡山市北区表町)は24日、斎藤和好取締役岡山店長(55)が第10代社長に昇格する4月1日付の人事を発表した。江国成基社長(61)は取締役(渉外担当)兼丸田産業顧問、木住勝美会長(74)は取締役相談役(取締役会議長)に就き、斎藤氏1人が代表権を持つ。トップ交代は4年3カ月ぶり。若返りにより新型コロナウイルス禍で苦戦が続く百貨店事業の立て直しを図り、経営体制を強化する。
1829(文政12)年創業の老舗で、創業家以外のトップ就任は江国氏に続き2人目。斎藤氏は一貫して本社中枢の販売促進や経営企画畑を歩み、早くから社長候補と目されていた。
江国氏は2017年12月の社長就任以降、不採算の広島アルパーク店(広島市)を20年1月、広島緑井店(同)を今年6月に閉め、広島市内の小売業から撤退することを決断。収益構造を改革し、借入金を減らして財務体質を改善した。一方で基幹店の岡山店は今冬に大規模改装し、2番店の福山店(福山市)も20年暮れに耐震改修を終え、主力2店へ集中投資してきた。
天満屋は岡山、広島、鳥取県に6店を展開。グループ企業は約20社あり、従業員は計約2千人。
斎藤 和好氏(さいとう・かずよし)1990年天満屋入社。執行役員百貨店事業副本部長、取締役福山店長などを歴任し、2月から現職。東京大法学部卒。岡山市出身。
1829(文政12)年創業の老舗で、創業家以外のトップ就任は江国氏に続き2人目。斎藤氏は一貫して本社中枢の販売促進や経営企画畑を歩み、早くから社長候補と目されていた。
江国氏は2017年12月の社長就任以降、不採算の広島アルパーク店(広島市)を20年1月、広島緑井店(同)を今年6月に閉め、広島市内の小売業から撤退することを決断。収益構造を改革し、借入金を減らして財務体質を改善した。一方で基幹店の岡山店は今冬に大規模改装し、2番店の福山店(福山市)も20年暮れに耐震改修を終え、主力2店へ集中投資してきた。
天満屋は岡山、広島、鳥取県に6店を展開。グループ企業は約20社あり、従業員は計約2千人。
斎藤 和好氏(さいとう・かずよし)1990年天満屋入社。執行役員百貨店事業副本部長、取締役福山店長などを歴任し、2月から現職。東京大法学部卒。岡山市出身。
(2022年03月24日 19時32分 更新)