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小松さんら4人に仁科賞 理工系研究で優れた成果

(写真上段左から)小松国幹さん、大塚里美さん(写真下段左から)安藤和子さん、福田千紗さん
(写真上段左から)小松国幹さん、大塚里美さん(写真下段左から)安藤和子さん、福田千紗さん
 岡山県里庄町出身の物理学者・仁科芳雄博士(1890~1951年)の功績をたたえる仁科顕彰会(会長・伊原木隆太知事)は9日、優れた研究成果を上げた県内の理工系大学院修了予定者に贈る「仁科賞」の2021年度受賞者4人を発表した。

 受賞するのは、岡山大大学院自然科学研究科博士後期課程(理数物理科学専攻)の小松国幹さん(28)、同大大学院ヘルスシステム統合科学研究科博士後期課程(ヘルスシステム統合科学専攻)の大塚里美さん(26)、岡山理科大大学院総合情報研究科博士後期課程(数理・環境システム専攻)の安藤和子さん(37)、岡山県立大大学院情報系工学研究科博士後期課程(システム工学専攻)の福田千紗さん(37)。

 小松さんは宇宙の始まりとされる「ビッグバン」の前に発生した時空のゆがみを観測するのに不可欠な装置を開発。大塚さんはがん細胞の増殖につながる「タンパク質リン酸化酵素」を抑える薬を手掛けた。

 安藤さんは浅口市の国立天文台ハワイ観測所岡山分室の反射望遠鏡で冬の星座「一角獣座」の星が発するスペクトルの変化をとらえた。福田さんは水の電気分解を利用し、ニッケルのメッキ皮膜を樹脂との接合性に優れた多孔質にする手法を開発した。

 授与式は16日に県庁で開く。同賞は新進気鋭の科学者の育成を目指して1966年度に創設。受賞者は今回で154人となった。

(2022年03月09日 12時33分 更新)

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