山陽新聞デジタル|さんデジ

造山古墳を地中レーダー探査 東海大など 埋葬施設の存在解明へ

造山古墳の後円部上で地中レーダー探査を行う北條教授(左)ら
造山古墳の後円部上で地中レーダー探査を行う北條教授(左)ら
 全国第4位の規模を誇る前方後円墳・造山古墳(岡山市北区新庄下、国史跡)で6日、東海大による地中レーダー探査が行われた。まだ確認されていない石室など埋葬施設の存在や墳丘構造の解明を目指す。

 岡山大や東京大などとの共同研究の一環。中南米の神殿など国内外の巨大人工物のデータを集積し、造られた背景や開発の影響を探る。造山古墳では岡山大が小型無人機ドローンでの測量調査を行っている。

 レーダー探査は特定の周波数の電波を照射し、反射波を測定することで地中の様子を調べる。この日は北條芳隆教授(考古学)ら3人が、深さ5メートルまで探査できる箱形装置をカートに載せて、後円部上を計測した。石や空洞、地層の変化などを捉えると反射波が変化するため、反応のある箇所を慎重に調べた。

 得られたデータは大学に持ち帰って解析する。北條教授は「複数の反応が認められたので、さらに分析を進めて巨大古墳の実像を解明したい」と話した。

 造山古墳では2006年にも岡山大と奈良文化財研究所が地中レーダー探査を行ったが、埋葬施設などの特定に至らなかった。

(2022年02月06日 18時46分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ