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西大寺観音院で会陽事始め 宝木作りの道具手入れ、法会も

宝木を作るための道具を手入れする次田さん父子
宝木を作るための道具を手入れする次田さん父子
 約500年の歴史を持ち、国重要無形民俗文化財に指定されている裸祭り・西大寺会陽(2月19日)に向け、一連の行事の幕開けとなる「会陽事始め」が31日、岡山市東区西大寺中の西大寺観音院で行われた。宝木(しんぎ)を作るための道具を手入れし、会陽の成功を願う法会も執り行われた。

 白装束に身を包んだ棟梁(とうりょう)の次田尚生さん(83)、典生さん(52)父子=岡山市東区=が客殿の広間で作業。のこぎりやかんななど11点を砥石(といし)で研ぐなどした。

 法会は本堂であり、祝い主の備前自動車岡山教習所(同市中区清水)とヒカリホールディングス(同市北区柳町)の役員や会陽奉賛会の関係者らが出席した。

 2月2日深夜から3日未明にかけて如法寺無量寿院(同市東区広谷)に原木を取りに行く「宝木取り」、3日朝に「宝木削り」を行う。6~19日まで五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願する「修正会(しゅしょうえ)」が始まり、結願となる19日午後10時に本堂で宝木が投下される。新型コロナウイルス対策のため昨年に続き無観客で、裸衆による争奪戦も行わない。福男は選ばず、宝木は祝い主に授けられる。

(2022年01月31日 12時46分 更新)

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