山陽新聞デジタル|さんデジ

岡山県にまん延防止措置適用 認証店は制限緩和、酒提供を継続

重点措置の間の時短営業を告知している飲食店=岡山市北区平和町「ヴィア パーチェ」
重点措置の間の時短営業を告知している飲食店=岡山市北区平和町「ヴィア パーチェ」
大勢の人が行き交うJR岡山駅。岡山県内にまん延防止等重点措置が適用された初日、人出が大きく減ることはなかった=27日午前8時40分
大勢の人が行き交うJR岡山駅。岡山県内にまん延防止等重点措置が適用された初日、人出が大きく減ることはなかった=27日午前8時40分
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、岡山県など18道府県にまん延防止等重点措置が27日、追加適用された。県から感染対策の第三者認証を受けた飲食店では制限緩和を受け、酒類の提供を続ける店がある一方、「客足が落ち込む」として店内での飲食を中止し、弁当などの販売に切り替える店も。人出はJR岡山駅などでは感染拡大前よりは減ったものの、通勤・通学客で混雑する普段の様子は大きく変わらなかった。

 飲食店は、岡山県から午後8時までの営業時間短縮や酒類提供の停止が要請された。しかし、感染対策の「第三者認証」を受けた店は協力金の減額と引き換えに制限緩和を選択すれば、午後9時までの営業と午後8時までの酒類提供が可能になる。

 認証店のイタリア料理店「ヴィア パーチェ」(岡山市北区平和町)は緩和措置を選択し、酒類を提供する。長島正典マネージャー(39)は「ワインをはじめ、料理を楽しむために欠かせないアルコールを提供でき、ありがたい」と話す。

 居酒屋「岡山農業高校レストラン」(同平和町)は認証を受けているが、27日から店内での飲食を中止。今後、弁当や総菜の販売や宅配を行う予定という。西田尚平店長(34)は「今月中旬から急にお客が減り、重点措置でさらに落ち込みそうだ。お客や従業員の感染リスクもある」と理由を説明する。

 一方、「炭火やきとり 風流亭」(同磨屋町)は認証を受けておらず、重点措置の期間中はアルコール類なしで営業する方針。同店は消毒や間仕切りの設置などを行っており、認証を目指したが、店の構造上、換気が不十分で断念した経緯があり、本多伸行店主(53)は「うちの店も可能な限りの対策は講じているのだが…」と思いは複雑だ。

 酒類を提供する認証店で友人と食事していた岡山市の女性(47)は「少人数や家族での外食なら問題ないと思うので、認証の有無は気にしていない。飲食店ばかり規制されているけど、どこまで効果があるのか疑問」と話していた。

通勤・通学いつも通り


 JR岡山駅では朝、大勢の会社員や学生らが中央改札口を通って先を急ぐいつもの光景が見られた。

 倉敷駅から山陽線に乗って来た大学職員男性(58)=倉敷市=は「いつも満席の列車で座れたので、人出はやや少ないかなと感じた」。在宅勤務の活用が事業者に要請されている点については「自分もリモートワークをしたい思いはあるが、なかなか難しい」と打ち明けた。

 同じく通勤途中の会社員女性(37)=岡山市北区=も「人出が大きく減った印象はない」としつつも「オミクロン株は感染力が強いので、仕事以外の外出を控えたい」と話した。

 NTTドコモがまとめた27日午後3時時点の人出は、感染拡大前(2020年1月18日~2月14日)の平日平均と比べて岡山駅周辺が25・1%減、岡山市北区表町エリアが4・7%減、倉敷駅が32・0%減。岡山駅と表町エリアは前日に比べてもそれぞれ6・8%、1・3%減少した。

(2022年01月27日 23時13分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ