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特殊詐欺被害防止へ啓発アニメ 岡山県警公開 倉敷芸科大生が制作

倉敷芸術科学大生が制作した動画の一場面
倉敷芸術科学大生が制作した動画の一場面
路線バスの車内に掲示されたポスター。防犯機能付き固定電話の利用を呼び掛けている
路線バスの車内に掲示されたポスター。防犯機能付き固定電話の利用を呼び掛けている
 特殊詐欺の被害防止にと、岡山県警は大学生が作った啓発アニメ動画を公開し、防犯機能付き固定電話の利用を呼び掛けるポスターを作成した。県内で昨年確認された被害額は3億2千万円超と依然として大きく、注意喚起に力を入れている。

 動画(48秒)は、倉敷芸術科学大(倉敷市連島町西之浦)のメディア映像学科3年の清水友梨香さん(21)、田村宙斗さん(21)、田丸和さん(22)が制作した。詐欺グループのサギやキツツキが「未払い料金がある」「キャッシュカードの情報が流出した」と偽り、高齢のカモに電話で現金を要求。カワウの警察官が「鵜呑(うの)みにしないで。電話でのお金の話は要注意」と呼び掛ける。

 動画サイト・ユーチューブの県警公式チャンネルのほか、JR倉敷駅前のデジタルサイネージ(電子看板)で短縮版(15秒)も公開。清水さんは「幅広い世代に見てもらい、身近な人に注意を呼び掛けてほしい」と話す。

 ポスターは、通話内容を録音することを相手に伝える固定電話機能の有効利用を促す内容。県警とともに被害防止などに取り組む家電卸販売などのパナソニックコンシューマーマーケティング(大阪市)の協力を得て700枚作った。県内の路線バス事業者全15社に配り、車内に掲示してもらっている。

 県警によると、県内の昨年の特殊詐欺被害認知件数は114件、被害額は約3億2780万円。生活安全企画課は「大切な資産を奪われる事件が後を絶たず、関係者と連携しながら、さまざまな切り口で被害防止策を講じていきたい」としている。

(2022年01月23日 18時54分 更新)

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