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岡山の沢さん 教育界のノーベル賞 日本人6人目、幼児向け英語指導

園児に英語の絵本を読む沢さん(右)
園児に英語の絵本を読む沢さん(右)
 岡山市の認可外保育園で英語指導をする沢茉莉さん(30)=同市北区=が、世界の優れた教師をたたえる2021年「グローバル・ティーチャー賞」のトップ50に入った。日本人では6人目、幼児教育者としては国内初という。

 同賞は、英国の国際教育機関「バーキー財団」が15年に設立した。教育界のノーベル賞と言われ、昨年は121カ国から8千人以上の応募があった。

 沢さんは、アースエイトユニバーサルスクール(同下中野)の英語教育統括責任者。個人のレベルに応じたプログラムを通して英語を使った読解力、創造力、思考力を習得するための教育を行っている。

 子どもへの影響力が大きい保護者にも国際社会での多様な文化に理解を深めてもらおうと、外国の絵本を使った読書会を定期的に開催。保護者同伴の短期米国留学も続ける。今回の受賞では、こうした取り組みが評価され、沢さんは「自信につながった」と喜ぶ。

 幼児期からの英語学習については「子どもが負担なく受け入れることができる時期。世界を知れば将来の選択肢の幅が広げられる」と意義を話す。

 父親の仕事の都合で3歳のときに香港へ移り、香港と米国を行き来する生活を送った。帰国した14年から同スクールで指導に当たる。20年9月には米ハーバード大大学院に入学し、人間発達・心理学を専攻。新型コロナウイルス禍でリモート授業を受けている。

 沢さんは「より実践的な教育が求められる中、学んだ最新の研究を現場に取り入れ、質の向上に生かしていきたい」と意気込む。

(2022年01月22日 20時18分 更新)

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