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路面電車乗り入れ 広場整備を縮小 岡山市、案内所や修景ゾーン中止

路面電車の乗り入れ時期が大きく遅れる見通しとなったJR岡山駅東口広場周辺
路面電車の乗り入れ時期が大きく遅れる見通しとなったJR岡山駅東口広場周辺
 岡山市は18日、路面電車のJR岡山駅東口広場への乗り入れ事業の完成時期が大幅に遅れて事業費が倍増する見通しとなったことで、併せて行う広場整備を縮小する計画を明らかにした。待合を兼ねた公共交通案内所や植栽を施す修景ゾーンなどを取りやめる。事業費の大幅増を抑える狙い。

 市によると、広場に電停を新設して乗り入れる計画は変えない前提で内容を精査。駅舎から張り出すひさしや、バス乗り場へと続く屋根の整備なども中止する。一連の縮小によって、当初の約43億円から約86億円に増えるとしていた事業費は約66億円になると見込む。タクシー乗降場とマイカー乗り場の再配置は予定通り進める。

 市は2022年度一般会計当初予算要求に関連経費6億7700万円を計上し、新たな計画に基づいて今夏にもタクシーゾーンの整備に着手する方針。当初22年度としていた完成は現時点で25年秋ごろにずれ込むという。

 乗り入れ事業を巡っては、地下の岡山一番街の補強工事で市の関係法令の確認不足から工期が遅延。電車安全装置の追加整備などもあり、事業費の倍増が判明した。市都市整備局は「市のミスで市民に迷惑をかけて申し訳ない。計画変更や今後の方針は議会などを通じて丁寧に説明していきたい」としている。

(2022年01月18日 20時02分 更新)

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