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とんどの山車 健康願い練り歩き 高梁・川上町で伝統の祭り

とんどを載せた山車を引き、練り歩く地元住民
とんどを載せた山車を引き、練り歩く地元住民
 江戸時代初期に福山藩から伝わったとされる高梁市川上町高山市地区の伝統行事「とんど祭り」が16日、地元で開かれた。住民は新型コロナウイルス感染の早期収束などを願いながら、装飾したとんどの山車を引いた。

 参加者約20人は、スギの葉やわらで高さ約4メートル、重さ約1トンのとんどを製作。今年のえとの寅(とら)の絵や「コロナ退散」と書いた木の板、色とりどりの短冊を結んだ竹の棒などを飾り付けた。

 高山市コミュニティハウスを出発した一行は「アラ、ヨーホイ、ヨーホイ、ヨーイヤナー」と声を張り上げながら1時間半ほど、とんどを載せた山車を引いて地区内を練り歩いた。

 帰着後は正月飾りや書き初めと一緒にとんどを燃やし、今年1年の健康などを祈願した。

 祭りは戦後途絶えたが、旧高山小児童が1996年、復活させた。同小の閉校で2004~07年は休止したが、08年から地元住民が毎年開催している。

 「寒くて縄を引く手が冷たくなったけれど、みんなで歩くのが楽しかった」と川上小4年生(10)。男性(74)=同所=は「来年はもっとにぎやかにしたい。コロナの収束を願うばかり」と話していた。

(2022年01月18日 17時49分 更新)

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