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コロナ禍でも「前向き続ける」 木下サーカス社長 岡山で講演 

講演する木下サーカスの木下社長
講演する木下サーカスの木下社長
 木下サーカス(岡山市北区表町)の木下唯志社長(71)が16日、「新型コロナウイルス禍と向き合う企業の在り方」をテーマに同市内で講演。感染拡大によって度重なる公演中止を余儀なくされながらも、目標や希望を掲げて団員たちを率いるその覚悟を披露した。

 公演は、福岡市での会期中だった2020年2月から中止となり、続く金沢、新潟市も取りやめに。木下氏は「エンターテインメントの真価が問われる」と考え、休演期間中も団員たちとともに本番さながらのリハーサルを繰り返し、世界中に多くのファンを抱えるパフォーマンスの高さを維持できるよう励んでいたと明かした。

 公演はいったん再開後、再び中止となるなどコロナに翻弄(ほんろう)される日々が続くが、木下氏は大阪城公園(大阪市)での昨夏の公演を例に「『次は大阪のど真ん中でやるんだ』と団員たちと目標を共有することで、常に希望を見失わないようにしている」と説明した。

 岡山発祥のサーカスは今年で創立120周年。戦時中も公演するなど、数々の困難を乗り越えてきただけに「万策尽きたと思わず、愚直に一生懸命でいれば新たな風が吹くと信じ、前を向き続けたい」と力強く語った。

 講演は県中小企業診断士会(岡山市)のフォーラムで行い、会員ら約50人が聴いた。木下サーカスは6月から岡山市内で公演を予定している。

(2022年01月16日 20時42分 更新)

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