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三宅、フィギュア四大陸選手権へ 「力出し切る」進境著しい19歳

全日本選手権フリーで演技する三宅星南=昨年12月26日、さいたまスーパーアリーナ
全日本選手権フリーで演技する三宅星南=昨年12月26日、さいたまスーパーアリーナ
 フィギュアスケートの四大陸選手権(18~23日・エストニア)の男子シングルに三宅星南(関大2年、理大付高出)が日本代表として初出場する。昨年末の全日本選手権で6位に食い込み、代表切符を獲得。進境著しい19歳は「自分の演技ができれば結果は付いてくる。ベストを尽くす」と上位入賞を狙う。

 さいたまスーパーアリーナを埋めた観衆の喝采(かっさい)を浴びた。ショートプログラム(SP)、フリーとも自己ベストを20点近く更新し、合計252・82点で初入賞を飾った全日本選手権。出色はフリーだ。冒頭の4回転―2回転の連続ジャンプ、続く4回転サルコーを決め、ステップやスピンも最高難度のレベル4を連発。北京五輪代表の羽生、宇野ら超一流がそろった最終組で堂々の演技を披露した。

 躍進をもたらしたのは今季から初めてSPとフリーに組み込んだ4回転サルコーだ。シーズン序盤は試合でもミスが続いたが、練習を重ねて全日本の前に「流れの中でようやく自然体で跳べるようになった」。基礎点だけで9・70点を稼げるジャンプの習得は自信につながり、演技の安定感も増した。身長176センチ。持ち前の長い手足を生かした優雅な滑りがより映えるようになった。

 岡山県矢掛町出身。日本代表は高校1年時の世界ジュニア選手権以来となる。「一緒に戦えることを光栄に思う」。フィギュアスケート界のレジェンドで倉敷市出身の高橋大輔(関大KFSC)は幼い頃から憧れの存在。同郷の偉大な先輩が今回アイスダンスで出場することも大きなモチベーションになっている。

 欧州を除く各国選手で争う四大陸選手権は五輪や世界選手権に次いで格付けが高い。かつて高橋もこの大会を制し、飛躍のきっかけをつかんだ。「全日本と同様、自分の力を出し切ることに集中し、記憶に残る大会にしたい」と三宅。代表入りを目指す2026年冬季五輪へのステップにするつもりだ。

(2022年01月14日 21時56分 更新)

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