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県内で成人式 コロナ負けず前へ 岡山、倉敷、津山などで決意新た

 「新型コロナウイルスに負けずに前を向こう」―。9日、岡山、倉敷、津山市などで行われた成人式。前年は多くの自治体で中止や延期となっており、今年は対策を徹底することで、延期されていた西粟倉村を含め開催にこぎ着けた。待望の日を迎えた新成人たちは、大人の仲間入りを果たして決意を新たにし、友人との再会を喜び合った。

岡山市 2部制で密集回避

 2年ぶりとなる岡山市の「新成人の集い」は参加者の密集を避けるため、参加者を入れ替える2部制とし、屋外のシティライトスタジアム(同市北区いずみ町)で行われた。
感染対策でマスクを着用し、間隔を空けて座る岡山市の新成人
感染対策でマスクを着用し、間隔を空けて座る岡山市の新成人

 約2700人が着物やスーツで出席。感染対策で式典は例年の1時間半から30分に短縮され、新成人はスタンドに間隔を空けて座り、会話を控えるよう呼び掛けが行われた。

 新成人でつくる実行委員長の同志社大2年茂崎和人さん(20)は「コロナで人と会うのも気軽に出掛けるのも難しくなったが、私たちの世代は刻々と変わる世の中に柔軟に対応でき、前向きに考えられると信じている」と決意を述べた。

 大森雅夫市長は「困難な時代だからこそ、変化を恐れずに努力と成長を続け、大きく羽ばたいてほしい」と激励。東京五輪のソフトボール日本代表として金メダルを獲得した岡山南高出身の原田のどか選手らによる応援ビデオメッセージも上映された。

 川崎医療福祉大2年女子学生(20)は「無事に開催されよかった。式のおかげで大人の自覚が芽生えた」と話した。

倉敷市 金色テープ発射で祝福
恒例のジェット風船に代えて金色のテープを発射した倉敷市の成人式
恒例のジェット風船に代えて金色のテープを発射した倉敷市の成人式

 昨年は開催を断念した倉敷市の成人式は、倉敷マスカットスタジアム(同市中庄)で行われた。最近は3千人を超えていた参加者はオミクロン株拡大の影響からか、約2800人に減ったものの、感染対策に配慮して門出を祝った。

 新成人は検温や消毒をして会場に入り、互いに距離を取って着席。式典の内容も、恒例のジェット風船打ち上げの代わりに金色のテープを発射するといった見直しを行った。

 伊東香織市長は「自分や家族を守るためにも感染対策に気を付け、夢を実現して」と祝福。新成人代表の女性3人が「教師になるため努力を惜しまず挑戦する」「災害派遣医療チーム(DMAT)の一員として最前線で活躍する夢を実現させる」などと誓いの言葉を披露した。

 実行委員長の岡山理科大2年松岡龍也さん(19)は「コロナが拡大する中、式典を開催できたことを感謝したい。人から信頼される大人を目指す」と話した。

津山市 感謝忘れず精進誓う
友人らと記念撮影をする津山市の新成人
友人らと記念撮影をする津山市の新成人

 津山市の式は津山文化センター(同市山下)であり、673人が出席した。

 谷口圭三市長が「立派な大人として幅広い分野で活躍できるよう、古里の津山から願っています」とエールを送った。新成人を代表し、大阪ダンス&アクターズ専門学校2年河本莉璃さん(20)が「多くの皆さんへの感謝を忘れず、力強くたくましく精進していきたい」と誓った。

 会場の外では、新成人が同級生と久しぶりの再会を喜び、大勢で記念撮影したり談笑したりする姿が見られた。ノートルダム清心女子大2年女子学生(20)は「友達の成長した姿を見て、自分も新しいことに挑戦しなければという気持ちになった」と話した。

西粟倉村 昨年から延期の式開催

 西粟倉村では、流行「第5波」の影響で昨年8月から延期されていた式典が、同村影石のあわくら会館で開催された。
昨年から延期されていた式に臨む西粟倉村の新成人
昨年から延期されていた式に臨む西粟倉村の新成人

 オンラインを含め、13人の対象者のうち10人が出席。一人一人が近況を報告した後、青木秀樹村長が「皆さんの力が新しい村づくりに必要。自分の道を進みながらも古里を意識して過ごしてほしい」と式辞を述べた。

 新成人代表で防衛医大2年今西亮太さん(20)が「13人は苦しい時に助け合える心強い同期でありたい。大人としての自覚を持ち、それぞれの道で努力を続ける」と謝辞を述べた。

(2022年01月09日 21時05分 更新)

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