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元中日・亀沢氏 社会人野球監督に 美作のショウワコーポレーション

指導するショウワコーポレーションの亀沢恭平監督=美作市
指導するショウワコーポレーションの亀沢恭平監督=美作市
 プロ野球・中日で俊足堅守の内野手として鳴らした津山市出身の亀沢恭平氏(33)=作陽高、環太平洋大出=が美作市に拠点を置く社会人野球のクラブチーム・ショウワコーポレーションの監督に就任し、今季から本格的に動きだした。若き指揮官は「目標はクラブ日本一。岡山県北唯一の社会人チームとして地元を盛り上げたい」と強化に力を入れる考えだ。

 現役に区切りをつけたのは昨年8月末だった。コーチ兼任でプレーしたプロチーム・琉球のユニホームを脱いだ。地元に戻ったところ、ショウワから熱い誘いがあり、11月に監督を引き受けた。

 一芸に秀でた選手の育成を目指す方針だ。自身の経験がバックボーンにある。高校入学時の50メートル走のタイムは8秒0だったが、足の動かし方を修正し、坂道ダッシュを繰り返して1年後には6秒台に。「若い選手は何かのきっかけで大きく伸びる瞬間がある」と飛躍の下地となる日々の練習は一切の妥協を許さない。

 さまざまな障壁を乗り越えてきた実体験も生かすつもりだ。2007年開学の環太平洋大1期生。中国地区大学リーグは4部から1部の六大学まで一気に昇格した。4年秋にはリーグ初制覇し、明治神宮大会にも出場と道を切り開いてきた。

 卒業後は独立リーグの香川から育成枠でソフトバンク入りしたものの3年で自由契約に。2015年に移籍した中日で支配下を勝ち取り、5年間で1軍421試合に出場。二塁、三塁、遊撃の三つのポジションでいずれも9割台後半の高い守備率を残した。「超一流ではないが、下からはい上がりプロの第一線でやったからこそ、教えられるものがある」と語る。

 中日で同僚だった杉山翔大捕手がコーチ兼任で加わるのも心強い。「戦う集団をつくり、大革命を起こす」。初陣となる3月の社会人・大学対抗大会へ向けてチームを鍛え上げる。

(2022年01月05日 20時58分 更新)

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