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藤井風さん効果 ふるさと納税増 出身の里庄町、初の1億円超

里庄町の返礼品カタログと町が新たに発売した里ちゃんのマスキングテープ
里庄町の返礼品カタログと町が新たに発売した里ちゃんのマスキングテープ
藤井風さん効果 ふるさと納税増 出身の里庄町、初の1億円超
 岡山県里庄町の「ふるさと納税」が2021年度、制度を開始した08年度以来、初めて1億円を超えた。町は新型コロナウイルス禍での巣ごもり需要のほか、返礼品を充実させたことなどが要因と分析。町出身のシンガー・ソングライター藤井風さん(24)のファンによる寄付も活発で、町は新しいメニュー追加を計画するなど寄付額アップに向け力を入れている。

 本年度の寄付総額は21年11月末現在、1億830万円で件数は4818件。前年度の1年分に比べ、それぞれ1・5倍、1・4倍になっている。

 町の返礼品は町が特産化を進めているマコモタケや手延べ麺、菓子など約300品目。木工製品や甘酒、果物が人気を集めているという。19年4月には約40品目だったが、町外の農家と提携して果物や米をメニューに追加するなど強化を図ったほか、ポータルサイトも12サイトに登録しPRに努めている。

 藤井さんのファンによる“風効果”も大きい。サイトのコメント欄には「彼を育んでくれた町に感謝の気持ちを込めて」「ファンになり、初めて里庄町を知った」などと書かれ、町が本年度新たに設定した体験コース「町を体感!ご希望スポットにご案内」(15万円)はファンという女性から問い合わせがあった。

 町はイメージキャラクター「里ちゃん」のグッズ売り上げが好調なことから、昨年12月20日にマスキングテープ(2個セット500円)の販売を開始。今月中に返礼品に加える予定で、町企画商工課は「藤井さんの活躍もあって町を知ってもらえる機会が増えている。町への応援メッセージも多く寄せられており、返礼品をはじめ寄付者に喜んでもらえるよう取り組みを充実させたい」としている。

(2022年01月05日 18時51分 更新)

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