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山本由伸投手 備前で凱旋講演 「可能性信じて」児童らにエール

会場の参加者に手を振る山本投手
会場の参加者に手を振る山本投手
講演で子どもたちにエールを送る山本投手
講演で子どもたちにエールを送る山本投手
 今夏の東京五輪野球で日本代表のエースとして金メダル獲得に貢献した備前市出身の山本由伸投手(23)=オリックス=が26日、同市内で凱旋(がいせん)講演し、大車輪の活躍を見せた今シーズンを振り返りながら地元の応援に感謝を伝えた。

 講演はトークショー形式で開催。山本投手は、2試合に先発して2失点・18奪三振と好投した東京五輪、パ・リーグ最多の18勝を挙げてオリックスを25年ぶりの優勝に導いた今シーズンについて「とても長かったが良い経験ができた。とにかく目の前の1試合を必死に投げた」と話した。

 備前市の少年野球チームでプレーした小学生時代に関しては「負けず嫌いなので本当によく泣いていた。試合に負けるたびに」と述懐。会場の子どもたちには「僕は公園で遊びとして野球を楽しんだ。野球を好きだという気持ちを忘れず楽しんでいたら、きっとうまくなる」と語りかけた。

 講演前には吉村武司備前市長から市民栄誉章の賞状も受け取り「地元の応援の力をとても感じた。再び勇気と感動を与えられるよう頑張る」と話した。

 講演会は、山本由伸後援会などが本人の要望を受けて企画。同市内の少年野球チームの子どもら約620人が聴いた。

 ◇

 山本投手は会場からの質問のほか、講演後に報道陣の取材も受けた。それらの一問一答は次の通り。

 ―怒られて伸びたのか、褒められて伸びたのか。

 「怒られたらすねるので褒められて伸びたと思う。だけど高校時代の監督はすごく厳しく、すねる間もなくコテンパンに怒られた」

 ―チームメートのミスに腹は立たないか。

 「まったく腹は立たない。備前市で育ったので穏やかですね。野球はチームプレーで支え合い。エラーをしてもすぐに次のプレーが来るので気持ちを切り替える。試合が終わってしっかり練習したらいい」

 ―メジャーリーグに挑戦したい気持ちは。

 「どうでしょう」

 ―備前市への思いは。

 「育った場所なので温かさを感じるし大好きな場所」

 ―子どもたちにメッセージを。

 「普通の子どもだった僕でも五輪で金メダルを取れた。皆さんには可能性がある。自分を信じることを大事にしてほしい」

(2021年12月26日 21時32分 更新)

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