笠岡市議会は24日、市が予定している市有施設のトイレ改修を巡り、市が本来とは別の理由で改修費を予算計上した問題で、行政運営への姿勢が不適切などとして、小林嘉文市長と松浦良彦副市長に対する辞職勧告決議案を賛成多数で可決した。問題究明に向け、地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委)の設置も決めた。
この日の12月定例会本会議で、議員6人が連名で、市長、副市長それぞれの辞職勧告決議案を提案。2件とも藤井義明議長と欠席した2人を除く16人で採決し、市長の決議案は11人、副市長は10人が賛成した。決議に法的拘束力はない。
決議では小林市長に対し「ルールを順守しなければならない行政の長として完全に失格であり、責任は極めて重大」、松浦副市長には「事務方の実質的トップの立場にあり、責任は免れ得ない」と指摘した。
百条委設置は賛成12、反対4で決定した。小林市長は散会後の取材に「事実を隠すような判断はしておらず、(百条委による)調査を行う事案ではない。決議されたことは重く受け止める」と話した。
この日の12月定例会本会議で、議員6人が連名で、市長、副市長それぞれの辞職勧告決議案を提案。2件とも藤井義明議長と欠席した2人を除く16人で採決し、市長の決議案は11人、副市長は10人が賛成した。決議に法的拘束力はない。
決議では小林市長に対し「ルールを順守しなければならない行政の長として完全に失格であり、責任は極めて重大」、松浦副市長には「事務方の実質的トップの立場にあり、責任は免れ得ない」と指摘した。
百条委設置は賛成12、反対4で決定した。小林市長は散会後の取材に「事実を隠すような判断はしておらず、(百条委による)調査を行う事案ではない。決議されたことは重く受け止める」と話した。
(2021年12月24日 21時05分 更新)